因幡の白うさぎと月読 大穴牟遲神(おおむなぢのかみ=大国主神のこと)を扱った話として、因幡の白兎の話 根の国訪問の話、八上比賣(やがみひめ)への妻問いの話のキーマンである白うさぎ この物語の一節をナイフで表現してみました うさぎは「私は隠岐の島からこの地に渡ろうと思ったが、渡る手段がありませんでした。 そこで、ワニザメ(和邇)を欺いて、『私とあなたたち一族とを比べて、どちらが同族が多いか数えよう。 できるだけ同族を集めてきて、この島から気多の前まで並んでおくれ。 私がその上を踏んで走りながら数えて渡ろう』と誘いました。 すると、欺かれてワニザメは列をなし、私はその上を踏んで数えるふりをしながら渡ってきて 今にも地に下りようとしたときに、私は『お前たちは欺されたのさ』と言いました。 すると最後のワニザメは、たちまち私を捕えてすっかり毛を剥いでしまいました」と語っている。 表側は白うさぎが鮫の頭の上を踏んで海を渡っている様子 鋼磨 目に桃色珊瑚 裏側は白うさぎが鮫に皮を剥がされている最中の様子 積層乱れ波刃錆付加工 この作品では白うさぎは根の国の王宮交易人 鮫は当時に海を制していた豪族として皮を剥いだ最後の鮫がその部族の王としています そして並んでいた鮫もナイフで造っています 後方には根の国の大地の表現に香美市市役所市長室施工にも使用された土佐化粧金物安来鋼白紙二号鍛鉄 日本神話の神、天照大御神と建速須佐之男命と共に生まれた月読命をイメージして造られた積層鍛鉄 それらを映し出す鏡が月明かりを触媒に物語の未来を見せ過去を記憶し伝えているという作品です マテリアルと工法 うさぎブレード 15積層材に安来鋼白紙二号二枚合鍛接乱れ波刃鎌形両刃 鮫の王ハンドル 縞黒檀 腹塗装白 真鍮牙と檜の歯 シルバーチェーンメイル ダイガーアイ勾玉 アフガン指輪 鮫ナイフ壱号 15積層材に安来鋼白紙二号二枚合鍛接乱れ波刃スキナー型片刃 朴木 鮫革 エイ革張付 鮫ナイフ弐号 15積層材に安来鋼白紙二号割込鍛造乱れ波刃スキナー型両刃 朴木 鮫革 エイ革張付 白うさぎナイフのケースは牛革とラビットファー 鮫ナイフのケースは牛革とシャークスキン ディスプレイ ジオラマ海台座 鳥居 雑木とアクリル板 兎と鮫の箸置き アクリル刃立 鏡 月読 作品後方の鍛鉄 今作品では地球上から見た月ではなく 宇宙船から見た月をイメージしています 表面は太陽の光が月の端を照らしている様子 裏面の積層の模様が満月時の月の模様の様子 そして丸鏡(こちらは市販品で作品ではありません)に映し出される人は あなた自身 月は秘め事や清純などにも意味されてます 自らの偽らぬ心を写し視ることが この作品の真意であります 商品名:因幡の白うさぎと月読 価格:143000円(本体130000円、税13000円) 在庫数:残り1本
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