過去の先人たちが残してくれました手動
利器の製法(人力のみで行える道具)
それには人力で刃を再生させれることも必須です
その研究・追求を我々は時代と供に歩んできました
さまざまな刃物鋼が開発されてきましたが
当方では、『自家鍛接・形成鍛造』にて最高の切れ
味と耐久力・そして研ぎやすさを求めた結果
日立金属の特殊刃物鋼、安来鋼が良いと確信しま
して今日にいたってます
http://www.hitachi-metals.co.jp/hagane/s_hm.htm
redorcaでは複数の造り込み工法があります
割込本鍛造(両刃の刃物)
1.軟鉄に鋼を割り込む手法
2.道具鋼に鋼を割り込む手法
3.積層材及び和鉄・ダマスカス・ウーツに鋼を割り込む手法
二枚合本鍛造(片刃の刃物)
1.軟鉄に鋼をくっつける手法
2.道具鋼に鋼をくっつける手法
3.積層材及び和鉄に鋼をくっつける手法
注)ニッケルダマスカス及びステンレスは自家鍛接では鋼はくっつきません
応用編・・・背材鍛接後(軟鉄や積層材)鋼を堀削り、火にいれ背の材を削った
ところに叩き込んで埋める乱れ波刃手法(研いでも波が残ります)
甲伏せ造り(本焼)
鋼の背に軟鉄を入れくっつけて弾性力を上げるとともに、焼入れ性を高める手法
まくり(本焼)
鋼を軟鉄に巻く手法(甲伏せ造りと性能は同)
甲伏せ造りとまくりには刃文がありますが、これは秘伝調合された焼刃土といわれる泥を塗り特殊焼入で出しているものです
刃文の色の違いは硬度の違いですので背は柔らかく刃は硬くなっています
非常に難しく難易度の高い技法ですので火造りの造り込み時から成功するか否か、焼入れを施す前すでに決まってくる製法です
刃長200mm以上で当方のこの製法と同じ造りをして当方の刃物と比べ性能が上回るモノを造った者を未だ知りません